Sunday, January 25, 2009

気のせいか、意味深に思える

RIMG0429.JPG きのうから断続的に雪が降っている。街中でもうっすらと積もるくらいだ。こうまで寒いと、後は少しづつ暖かくなることを期待してしまう。バラク・オバマ大統領の誕生も同じようなもので、今まで累積した問題が一挙に雪解けとなればいいのだけれど、そう簡単ではないだろう。ただ、少しづつよい方向へ向かう筋道が示されたわけで、そのことがとても大切なことだと思う。そのために提示されたのは、今さらだけどコミュニケーションのあり方だと思った。それは、人種とか宗教とか、差異がある他者同士が、とにかくお互いに耳を傾ける機会を持つということ。特にサイレント・マジョリティ(我が日本の「世間」)と呼ばれる層における参加型の対話の大切さを示し得たことの意味は大きい。この一見無関心派の人々を政治に巻き込む指導者の出現に、なんだか「冬来たりなば、春遠からじ」という古の言葉を思い出す。でも、ニュースによると、オバマ氏はパレスチナ問題ではイスラエル支持を明言したとのこと。解説によれば、例えば支持基盤であるニューヨークのユダヤ人コミュニティの存在などが無視できないらしい。写真は我が家の愛犬「YUKI」が今朝、公園の雪の中、逆風に立ち止まる姿。気のせいか、意味深に思える。