Friday, October 1, 2010

dansko

Img 1990 モノ選びは、なにかと大変(だから面白い)。 なかでも靴選び。なにしろ「足元をみられる」という言葉があるように、仕上げは靴次第。どんなに服に気を遣ったつもりでも、足先に油断があっては台無しだ。なにも、高級な靴でなくてもかまわないが、出来れば出自が感じられるというか、まあトラディショナルなラインのほうが「地に足が着いた」感じだろう。だから、男の場合は、どうしてもイギリス製のベンチメイドと呼ばれる革靴などが気になってしまう。ところが、履き心地はなかなか窮屈である。ワイズが合わないと、外反母趾にもなりかねない。むかしの店員はジャストサイズを薦めたものだから、たまったものではない。その反動なのか、ここ何年僕はスニーカー党になっている。それも、あえてワンサイズ、デザインによってはツーサイズ大きめを選ぶことが多くなった。ところが、このダンスコのサイジングは不思議だ。つま先の余裕ありはもちろん、かかとも指一本の余地ありが良しとされている。じゃあ、どこで合わせるのか?あえていえば、甲らしい。つまり、サンダルみたいなものと思えばいいのだろうか?アメリカなどでは医療機関や調理人など、長時間立ち仕事に従事する人達に愛用されているらしく、ストレスも少ないとのこと。それに、形は伝統的な木靴っぽく、ヒールが高いので背が4cmは伸びた気分で視界が違って見えてしまうところも面白い。なにより、ワーキングらしい質実さが、今の気分にピッタリだ。