Wednesday, March 25, 2009

アルコール分なしの甘酒

Rimg0902-1 今回の旅は12日間でコペンハーゲン、フィレンツェ、パリを回った。買付ツアーとはいえ、少々欲をかきすぎたようで、いつにも増して体に応えてしまった。で、面白くなかったかといえば正反対で、今まで以上に楽しめた。めずらしく旅の中盤で風邪を引いたこともあり、肩の力が抜けたせいなのか。それとも、そのすぐ前に行ったタイのおかげなのだろうか。ヨーロッパの個人主義的な主張の強さにも、「ニヤッ」っと笑って受け流す術(すべ)をチェンマイから少し教わったのかもしれない。それにしても、12日間の内、移動に費やした日が5日で、3カ所での実働日は7日間だったわけで、当分飛行機は乗りたくないってのが本音だ。特に帰国の日はしんどかった。パリで買ったペリアンのスツールやガーリッシュの椅子を手荷物にして、重量制限ちょいオーバーで強引にチェックイン。コペンハーゲンで成田行きに乗り換え、風邪薬とアルコールでうつらうつらの12時間。フラフラと入国審査を終え、福岡行き国内線へ乗り換えようと思い、チケットを見ると、なんと羽田からの出発。ばたばたしていて、チェックを怠ったせいだから自業自得。リムジンバスで赤ワインをやけのみするももはや眠れぬ。ようやく我が家にたどりつくと友人から電話。「成田、大丈夫だった?」とはなんのこと?僕らの到着寸前に起きたらしい飛行機事故、こちとら、なんにも知らなかった。でも、無事でよかった、と留守中届けていただいたアルコール分なしの甘酒でひとり乾杯した次第。