Thursday, December 4, 2008

Gパン=構造的

Rimg0005-1 そういえば、「構造主義」を唱えたフランスの思想家レヴィ=ストロースが100才の誕生日を迎えたらしい。といっても、彼について多くのことを知っているわけではない。ずいぶん前、柄谷行人の本の中でしばしば引用され興味を持ったくらい。当時僕はインドネシアやマレーシアの音楽に惹かれてよく赤道付近を訪れていた。そんなこともあって興味を持った「悲しき熱帯」という古本を買って読もうとしたけど、なんだか読みづらくて挫折してしまった。「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」なんて言葉は強烈だったけど、要は「西欧の目線で世界を見るな」という感じなのだろう。賛成だ。それにしても、「構造主義」というコンセプトを、よくわからないくせに知ったかぶりをして友人との会話でもずいぶん多用してヒンシュクをかってしまったっけ。ところで、今回知ったのだが、彼の名前レヴィ=ストロースはリーヴァイ・ストラウスとかなり紛らわしい。カリフォルニアのレストランで名前を告げると「pants or books?(ズボン、それとも本?)」と尋ねられたという逸話を本人が語っている(Wikipediaより)。で、実際彼はGパンの創始者とは遠縁に当たるという説もあるらしい。もし本当なら、前回の「Gパン=構造的」説もまんざらではないということになる?