Monday, August 3, 2009

冠婚葬祭にも履ける靴

Rimg0340-2 今年の夏は、もっぱらレインボウ・サンダルで過ごしている。足裏に当たるヌバックの感触が気持ちいいし、ビーチサンダルにしてはソールも厚めなので履きやすく、とても重宝している。フットギアはやはり履き心地が一番だ。それでも、時々思い出したように革靴を引っ張り出してきて足を通すことがある。でも、すっかりスニーカーに慣れきって弛緩した足は、容易には革靴を寄せ付けてはくれない。やれWESTONだ、イギリスのベンチメイドだと背伸びして買った革靴は、たしかにカッコイイのだが、やはり甲高、幅広の僕らには不向きなのだろう。それに、当時(1980年代)はジャスト・サイズが主流で、店員さんも大きめを選ぶことを許してくれなかったから、買った後も血豆や外反母趾的苦痛にさいなまれたりしたものだ。そんな中で、ALDENの"Jacobson"と呼ばれるモデルだけは例外だった。元々矯正用だった木型を使ったこのモデル,パリのJacosenという靴屋が別注したものだとか。僕はBEAMS福岡店で、まずVチップ、その後ストレート・チップを買った。当時で6万円くらいだっただろうか、チャップリンの映画に出てきそうな独特のいびつなシェイプと、足を入れた途端にピタッとくる感じに驚いた覚えがある。長歩きしても一向疲れないとあって、以来、何かといえば着用したのだが、ある時、買い逃していたプレイントゥがどうしても欲しくなったのだが、時既に遅しの廃盤。ところが、最近ひょんなことから、中古で入手することが出来た。これで、短パンにはモチロン、冠婚葬祭にも履ける靴が確保できたというわけだ。