
事前の下調べでは、予約したコンドミニアム近くのホテルで毎週水曜日にスラッキー・ショーが行われているという。マウイにはスラッキーの名手が多いことは友人のKさんから聞いていたし、今回はまちがいなく生の演奏が味わえるはずだと胸が躍った。おまけにその友人が絶対食べて欲しいというランチプレート屋さんがあり、そのオーナー(サーファー&スラッキー奏者の日本人)に詳しいことを聞くように、と仰せつかってもいるので鬼に金棒だった。目印のピンク色のランチ屋台で総菜各種盛りのボックスをゲットし、翌日のショーの予約をお願いした。ショーのホストを務めるジョージ・カフモクさんはハワイを代表するスラッキーの名人らしいのだ。
そして当夜、コンドからビーチを10分あまりHONOHONOして会場に到着した。この季節限定、パッションフルーツ入りの地ビールをひっかけて準備万端だ。入り口で予約の件を伝えようとしていると、恰幅のいいアロハ姿の男性から「ノブの友人か?」と 声を掛けられた。なんとカフモク氏本人である。そのうえに今夜は招待しますとのこと。ランチ屋台のノブさんの好意に甘えることにした。肝心のライブだが、12弦ギターによるゆったりとした演奏に夢見心地の気分。そのうちに、本当にコックリコックリとなってしまった。やっぱり睡眠導入の効果てきめんなのだ。でも、会場で購入した最新盤CDは、帰国しても連日のように店の中をALOHAな気分で満たしてくれている。MAHALOです。