Tuesday, July 14, 2009

Rimg0012 この季節になると、博多の町は締め込み姿のヒトがソーツクようになる。「山笠」だ。それぞれ自分が属する「流れ」の紋が入った絣を着た若衆達が、那珂川を越え、福岡のストリートを闊歩することがある。そんな光景は結構目立ってしまうのだが、同時に「ああ、夏が来たんだ」と納得もする。祭りにはあまり関心がないのだけれど、奥さんの親戚が来てくれたこともあり、久しぶりに川端商店街を一緒にソーツキ、櫛田神社まで足を伸ばすことになった。キッチュな飾り山をいくつか見物し、古くからある帽子屋さんに立ち寄り、多分デッドストックだろうタータンチェックのポークパイハットを試したりしながら、少しずつ目標の場所に近づいていった。「中州ぜんざい」である。頭の中は「宇治ぜんざい」を食べることばかりを考えていたのだ。白玉が入り、宇治茶がかかった本物のかき氷は、ここでしか味わえない。半ば強引に誘ったわけで、お二人は「いらない」と言われる。仕方がないので2つ注文し、僕が1つで残り1つを3人でシェアすることになった。小さな店だし、表では待っている人もいる。早くも食べ終わった3人に悪いと、あせって食べたせいで、氷を食べた後特有の咳が出てしまった。そういえば、昔の夏休み、近所の駄菓子屋のところてんも酢を入れすぎると、咳が出ていたっけ。