Sunday, December 16, 2007

近所のしあわせな椅子

うちの近所に気に入りの珈琲屋があり、必要な時に新鮮な豆を走って買いにゆける。
『手音(てのん)』というその店に入っていくと、余計な装飾が一切ないその空間に、珈琲の香りとシューシューというわずかな蒸気音が気持ちよい。

 ここのカウンターとテーブルに連なる椅子はすべて水之江忠臣のプライウッドチェア。
オープン当初から使われていて、私はそこにある椅子を"とてもラッキーな椅子"だと思っている。
珈琲の香り漂う空気と適度な湿気のなかにあって、さらには日々の珈琲焙煎により椅子たちは見事な艶とほどよい色焼けをしたものになっている、しばらく間を空けて行くことがあると、その変化に驚かされたこともあるほどだ。一度尋ねたら、毎日の掃除として店主が拭き掃除をしているとのこと。なるほど、そこまでしてもらえば、均一に美しいアメ色に変わってゆくことが納得できる。書きながら思ったけど、まるで椅子のエステサロンのようではないか。
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私たちもカタログ販売しているこの椅子、すっきりしたデザインとクオリティの良さに対するリーズナブルな価格が魅力の一脚なのでぜひ店頭にも飾りたいところなのだが、その前にできれば数ヶ月で良いから是非『手音』に預かってもらいたい。
いつか、美味しい珈琲豆を買いに行きながら水之江の椅子を担いでいるかもしれない。t.t.