Monday, May 11, 2009

ディーラーのところと、友人

ピクチャ 2
5月2日にorganの3階で開かれたトークイヴェント「買付見聞録」は、おかげさまで事前予約で満席。会場には、普段店に来ていただく顔もちらほら見えてはいるものの、企画をした野見山さん共々少々緊張気味。フライヤーで「これからお店を開きたい人はもちろん・・・」とうたった手前もあり、実益のある話もしたいが、さてどうしたものか。思いつくのは、SASのエコノミーでコペンに行くときは32番の席が足元が広くて楽だとか、夜ホテルで買い付け商品をパッキングする際はひとりでやった方が良い。なぜならば、ふたりでやると「輸送中の割れ事故を防ぐ最良の詰め方」について互いに一家言あるためか、下手をすると大げんかになる可能性がある、など、些末なことしか思い浮かばない。そんな、凸凹夫婦の珍道中を、しかもお足をいただいてノーノーと話すってのは気が引けて仕方がない。しかし、ここは「まな板の上の鯉」、一見平気なふりをしてやるしかない。コペン、フィレンツェ、パリとEU圏内とはいえ気候も風土もそれぞれ。買付ツアーと称する東洋人2人が欲望の固まりとなって徘徊する様を赤裸々にスライド&動画化したつもりなのだが・・・。質問タイムでは「ポイントになるところってあるんですか?」という問いがあった。「ディーラーのところと、友人です」みたいな答えしかしなかったのだが、答えになっていたのだろうか。豚インフルエンザじゃないけれど「地球は想像しているよりも、案外狭い」と、言いたかったのだが。