海外に行くたびに、せっかくだから友人への土産は日本で手に入らないものを、とリサーチする。
ドクターブロナーのマジックソープは、その縁で自分自身がはまってしまった典型的なアイテム。
一昨年のN.Y.行きが決まった際に、ここの「ユーカリ」と「アーモンド」2種類だけなぜか正規輸入されていないから、それを土産にできると意気込んだはいいものの、そう簡単に狙いを定めたアイテムを購入できるなんて、甘いものではない。
本来の用事の合間をぬってスーパーやドラッグストアなどに飛び込もうとすると主人に露骨に嫌な顔をされ、私のトロい性質を十分に知った彼は「ここは10分ね」と時間を打ち切られる。わかってますよ。
結局その時は、このアイテムを現地で見つけることができず断念。帰国後、「ユーカリ」をインターネットであっさり購入してしまう。ちょっと味気ない顛末、ともあれ、これを使ったところ、わざとらしくない良い香りとその効果にノックアウトされた。顔も身体も一緒に洗えるところが嬉しかったこともある。
以後、ほとんどの種類を試し、どれも気に入ってしまっている。
個人的にクレンジング効果と保湿&サッパリ効果は「ミント」にあり、と、切らしたことがない。
すっかりあたりまえのバス・アイテムとして気分も落ち着いていたのだけれど、先日観たDVDで、映画の主人公が固形のアーモンド石鹸を使うシーンがあり、それをきっかけに、まだ自分が「アーモンド」を使っていないことを思い出した。こうなると、早く今だ試していない「アーモンド」を購入したい。でも、まだ我が家のバスルームには4種類のマジックソープたちが冬の寒さで白く凝固しながら並んでいる。これらも結局我慢できなかった私が次から次に購入したからなのだけど。
我慢性のない自分を大人げないな、と思いながらも、今日もまた、インターネットの商品ページを開いては、カートボタンのクリックを寸前のところで我慢している。t.t.