Saturday, March 7, 2009

チェンマイの「そぼろ」

Rimg0395 チェンマイを訪れる楽しみのひとつは、なんといっても食堂探索だろう。東南アジア全体がそうなのだが、外食する人が多い。したがって、食堂の数も半端ではない。そんな中でも、チェンマイは何処で食べても比較的外れがないと聞いた。そのうえ、アッちゃんやナリスさんという地元っ子が好む店なのだからピカイチなのは当然だろう。前回も、事前に教えていただいた店をかなり訪れ、ウチの奥さん共々そのエキゾチックな味にビックリしたのだが、今回は一層深みにハマッタ感がある。同じ店で同じものを食べるのだが、大勢で、しかも様々な食材やスパイス、香草の種類や食べ方などを教えてもらいながらだと、やっぱり格段に旨いのだ。たった2人で「おっかなびっくり」食べるのとはワケが違う。なかでも気に入ったのが「ラープ」という、ランナー時代から300年以上も食べられている郷土料理のひとつだ。豚肉などの挽肉を、パクチー、カルダモン、、ロングペッパー、ドーク・ジャンなど10種類以上の香辛料と混ぜたもので、店によってはかなりスパイシー。これをほっかほっかのカオニャオ(モチ米)とまぜまぜして食べるのだが、フト見るとアッちゃんは手でカオニャオを丸め、ラープをヒョイとくっつけて上手に食べている。早速まねしてみると、これがまた旨い。気分は地元っ子である。ちなみに、仕事でしばらく北海道にいたことがあるナリスさんは、ラープのことを「そぼろ」と呼んでいる。