Friday, March 6, 2009

仏教の国での殺生

Rimg0135 チェンマイから戻り、早くも3日が過ぎた。ヨーロッパやアメリカとは違い、飛行時間や時差も少なく、比較的楽な旅だった。なにより、チェンマイ大好きのOさん夫妻が一緒だったから、心おきなく楽しめたのだろう。町の食堂で日に4食も美味しい北タイ料理を食べ、市場で買付をし、美しい寺院を訪れ、気がつけばあっという間の1週間だった。そういえば、買付の度に悩む便秘も今回は無縁だった。これはきっと食べ物のおかげかもしれない。なにせ、チェンマイの食事には野菜が付きもの。それに、料理そのものにたくさんのハーブや香料が混ざっている。いわば医食同源みたいなものだ。「よく食べ、よく遊び、よく寝る」という生きる3原則が満たされ、なんだか子供に還ったかのような時間を過ごした。ただし、熱帯アジアであるから蚊はいる。もちろん、ホテルの部屋にはスプレーや、(最初はなんだかわからなかったのだが)テニス・ラケット型をした殺虫マシーンなんてものさえ準備されている。夜中に耳元を飛ぶ蚊の音に目覚め、ラケットを振り回し「パチッ」っという音で処刑を確認することもあるにはあった。「仏教の国での殺生」には、チト胸が痛んだが・・・。それに比べると、テラスに置いてあるレモングラスの「蚊よけオイル」のほうがずっと平和的だ。「トムヤムクン」でしか知らなかったレモングラスだが、こんな使い方もあったのだ。