Tuesday, April 14, 2009

もうしばらくのおつきあい

Rimg0002-2 サプライズ・パーティーに遭遇した。60回目の誕生日を、こんな風に迎えるとは思っても見なかった。親友のKさんから「家族と一緒にご飯を食べよう」と誘われ、何の疑問も持たず、長年行きつけの店のドアを開けると、そこには懐かしい友人や、遠来の人、苦しい時一緒に酒を飲んでくれた人たちの顔があった。考えてみると、一人っ子としてワガママ放題に育ち、唯一の悩みは遊び友達の確保だったと思う。なにごとも自分中心に、いろんなオモチャを用意して、なんとか家へ遊びに来てくれるように腐心した子供だった。今やっていることも、その時分と同じようなことなのかもしれない。やれ家具だ、デザインだといいながら、要は誰かを巻き込みたい、そして思う存分一緒にいたい、という思いがあるのだろう。そのうえ、ある瞬間が来ると飽きてしまい先に寝てしまう、というなんとも身勝手な面がある。そんな男におつきあいいただいた人たちが一斉に目の前に居てくれる。感無量なんて言葉が胸をよぎる。何年後かは知らないが、自分がさっさと寝てしまうまで、もうしばらくのおつきあいを願うばかりだ。